5月26日開催「大学職員勉強会 合同ガイダンス」

大学職員になる前・なった後、どんな思いを持って仕事に向き合っていますか?
様々な思いを持って就職活動に臨み、そうした思いを体現しようと日々お仕事されていることと思います。
 
しかし、大学職員の業務の幅は広く、何から学んだら良いのか…

今回の企画は、同じ悩みを持つ様々な大学職員仲間を見つけ、
そんな仲間たちと切磋琢磨するための第一歩を踏み出す助けになればと実現しました。

  
今回の勉強会開催概要はこちらです。


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<大学職員勉強会 合同ガイダンス>
■日 時: 2019年5月26日(日)
■場 所: 東洋大学 白山キャンパス
■タイムテーブル: 
13:10 〜 【第1部】基調講演 ~なぜ大学職員は学ばなければならないのか!?~
14:00 〜 【第2部】勉強会・研究会紹介
      ① 国立大学一般職員会議
      ② (一社)大学行政管理学会 大学改革研究会(関東支部)
      ③ 千葉県大学職員の集い「Chinowa」
      ④ 若手大学職員勉強会Greenhorn Network
15:00 〜 【第3部】勉強会・交流会体験
      ① キャンパスツアー
      ② グループディスカッション
18:00 〜 名刺交換
18:30   解散

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当日は30度近くの暑い気候の中、北は秋田、南は名古屋、全国の大学・教育機関から38法人54名の方にご参加いただきました。
職場は違えど同じような課題や悩みに直面し、何かしらの形で打開しようとしている仲間がこれだけいるわけですから心強い限りです。



【第1部】基調講演 ~なぜ大学職員は学ばなければならないのか!?~
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初めに若手大学職員勉強会Greenhorn Networkスタッフから、なぜ大学職員は学ばなければならないのかというテーマで問題提起がありました。

◆競争が激化する社会に対応するための大学職員のキャリア開発
グローバル化の進展によるボーダーレスや、AIの発達による技術革新、国内における生産年齢人口の急減など、今後予見されている社会の変化に対応できる力を育てるために、文科省では教育改革施策を掲げ、大学も呼応していくことが求められています。そうしたときに、大学職員の学び、自己研鑽、つまりは自らがキャリア開発していく必要があります。
大学職員に求められるスキルは多岐にわたりますが、以下のものが挙げられます。
  ・ 大学業界の今を読み取る力、アンテナを張る力
  ・ 対人的な折衝能力
  ・ 語学力
  ・ 大学運営に関する問題発見・解決能力
  ・ 積極的に学ぶ姿勢…etc.
日々働いている中では目の前の事務仕事に追われがちです。こうした仕事の積み重ねが大学運営を支えていることも事実ですが、こうしたスキルや知見を身につけていくことが大学職員のキャリア開発につながっていくものと思われます。

◆学外勉強会のススメ
学内外で様々な研修や勉強会、学びの場が創出されています。
「自分の目的が明確なのであれば、その目的に合わせて勉強をしていけば良い。しかし、目的が定まっていなくても問題なし。学外の勉強会に参加するのも手です。」と語っていました。
学外勉強会は、自主的に参加するからこそ意味がある。
そこで知見だけでなく、上司・同僚・後輩でもない「仲間」を得て、課題を探し学んでいけば良いと話していました。



【第2部】勉強会・研究会紹介
今回は以下の4団体の紹介がありました。

① 国立大学一般職員会議
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通称「コクダイパン」は、国立大学法人に勤める主任級までの有志の一般職員によって運営されています。
年に1度開催され、国立大学の将来像や諸課題に関する自己研鑽の場となっています。

印象的だったのは、テーマに合わせたパンを選出していること。第12回テーマ「Design Our Work 〜あなたのパンはどんな味︖〜新しい解決策を提案できる⼈材になるために」に合わせたパンは、画期的なアイディアでピザを持ち運べるようにしたカルツォ―ネで、勉強会中ふるまわれたそうです。
遊び心もあって、楽しめるのが良いですね。

また、基本ルールを定めており、「3.愚痴だけで終わらない。問題の解決策や将来像の実現方法を考える。」というのも、印象的でした。
ともすると、職場での困りごとや愚痴を言って終わってしまうケースも有りますが、解決策や解決のヒントを職場に持ち帰ることこそが大切だと、改めて思いました。

団体の詳細は、こちらのHPをご覧ください。 
URL: http://kokudaipan.info


② (一社)大学行政管理学会 大学改革研究会(関東支部)
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「大学改革研究会」は、大学行政管理学会(JUAM)内の14あるテーマ別研究会の1つです。
「大学職員間の相互支援-支え合いから生まれる次世代の大学運営-」を活動のコンセプトとしています。
若手・中堅層の大学職員をターゲットとし、様々な勉強会、ワークショップ等の開催を通じて、自律した大学アドミニストレーターとして成長する機会を提供されています。
過去には、次のようなテーマの勉強会・ワークショップを開催されています。
・掲げた目標を実現する ーマンダラート作成ワークショップー
・性的マイノリティの学生における具体的支援策の考察 ~多様なSOGI(性的指向・性自認)に関する大学職員の理解度と当事者の本音から~ 
・大学における業務ペーパーレス化の研究、他多数。

「研究」と聞くとハードルが高いイメージを抱きがちですが、大学職員同士でのピアサポートによる「相互研鑽」「総合支援」を行われているということで、メンバー間の距離の近さ、仲の良さが覗えました。

団体の詳細は、こちらのHPをご覧ください。 
URL: https://www.facebook.com/juam.daigakukaikaku/


③ 千葉県大学職員の集い「Chinowa」
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「皆さんは、この問題解けますか?」 (※筆者は解けませんでした)
千葉県大学職員の集い「Chinowa」では、大学職員が共通して知っておくべきテーマを題材に、講演のみではなく、こうしたインプット+ワークショップを実施しているそうです。
特に次世代を担う若手・中堅職員をターゲットとし、実務に焦点を当てた勉強気となっています。
「~が出来る」をコンセプトに、レベルアップ・スキルアップを図る場としています。
「千葉県大学職員の集い」と謳われていますが、働いている地域や出身など、千葉県に関係なくても参加可能だそうです。

過去の勉強会テーマはこちらです。
第9回 大学職員と規程
第10回 私立大学等改革総合支援事業タイプ1と根拠資料
第11回 大学設置基準~教員数の計算と単位制度~
(6月1日開催予定)

レベルアップ・スキルアップを図る場となっているので、回ごとの目標設定が明確で、手応えと達成感を実感できる勉強会であることが覗えました。

団体の詳細は、こちらのHPをご覧ください。 
URL: https://www.facebook.com/chiba.chinowa


④ 若手大学職員勉強会Greenhorn Network
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Greenhorn Network(GN)の企画のコンセプトは、「高等教育業界版『テ○東』企画」です。
つまりは、
・斜め上を行く企画
・エッジの効いた、他では体験できない企画
・企画者も参加者もワクワクできるような企画
となることを目指しています。

過去に開催した勉強会テーマはこちらです。
・“キャンパスのつくり方”知ってますか?~聞いて見て学ぶ、キャンパスができるまで~
・魅力的なオープンキャンパスを考えよう!
・みんなで学ぶ!危機管理広報! …etc

勉強会組織が数ある中で、GNは次のような特色があります。
・各種「勉強会」へのファーストステップ 
・高等教育業界「迷子センター」

つまりは、「若手大学職員のこれからの『道標』」です。
GNは10年以上の歴史があり、中堅層の大学職員にも多く参加いただいています。若手だけではなく中堅層にとっても、若手と触れ合うことで新しい感覚や「常識」に触れることができ、若手・中堅双方にとって、win-winとなる場であるよう、様々なテーマで、“斜め上を行く”“エッジの効いた”“他では体験できない”勉強会を企画していきます。

団体の詳細は、こちらのHPをご覧ください。 
URL: http://www.greenhorn-network.jp/



【第3部】勉強会・交流会体験
 ① キャンパスツアー
 ② グループディスカッション

ツアー発表.pngツアー発表2.png
東洋大学の職員の方々にご協力をいただき、白山キャンパス内のキャンパスツアーを行いました。
キャンパスツアーはオープンキャンパスでも、各種勉強会や研究会の際に行われますが、改めてキャンパスツアーの良さに気づかされました。
キャンパスツアーに行く前、以下について確認しました。

 「キャンパスツアーの良さって何だろう?」
  ・ 他大学の施設、取り組みを知ることが出来る。
  ・ 受験生や学生、教員など様々な人の目線になれる!
  ・ 大勢で見ることで、ひとりでは気づかない発見がある!

…なるほどね。確かに!
そして、目的意識や見るポイントを見つけて行くことが大事とのことでした。

参加者は積極的に様々な質問を投げかけ、ガイドの3名は、その想定外の質問にもしっかり丁寧に答えられている様子が印象的でした。
暑い中であったにも関わらず、ありがとうございました!


② 勉強会
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今回は、勉強会を体験してみよう!ということで、次のテーマについて、グループディスカッションを行いました。

テーマ: 
 ・ 都市型キャンパスと郊外型キャンパスの魅力とは?
 ・これから求められるキャンパスとは何か。
 ・より魅力的なキャンパスにするために必要なこと。

そして、都市型/郊外型キャンパスいずれかのキャンパスを選んでそれぞれのキャンパスの魅力やより魅力的なキャンパスにするために求められることをまとめて発表しました。
10グループ中、2グループのみが郊外型キャンパスで、他はすべて都市型キャンパスを選ばれていました。
都市型キャンパスを選ぶというのは都心回帰の動きの影響を受けているのでしょうか、学生の活動の利便性や企業とのつながりを魅力に挙げられていました。
郊外型キャンパスを選んだグループは、周辺の地域社会とのつながりを密にして大学を中心に街づくりに寄与することを挙げていました。

ディスカッションの中でも、他大学の抱える問題や自大学との相違点が覗えたり、刺激をたくさん受けることができました。




ご参加いただいた9割の方には、今回のイベントについて「満足」・「やや満足」との回答をいただきだきました。
アンケートでは、次のようなコメントもいただきましたので一部ご紹介します。

・ 各団体の想いや立ち位置がよく分かった
・ 様々な団体があるんだと勉強になり、もっと調べてみようと思いました。
・ 実際に他大学のキャンパスを見ることができて良かった。比較することができた。
・ 初だったのでとても緊張しましたが良い機会で勉強になりました。大学に戻って活かしたいです。
・ 初めての勉強会でしたが、とても楽しかったです。今後の業務のモチベーションにもなりました。

各種勉強会の特徴や目指すところを知っていただき、今後の活動にお役立ていただけたら幸いです。
そして、一緒に切磋琢磨できる仲間を見つけることができたなら、とても嬉しいです。
 

なお、今回はガイダンスとして勉強会の「さわり」を体験していただきましたが、今後GNでは以下のような勉強会を企画しています。(予定)
【第1部】ニュースとキーワードでまとめる 大学の課題と改革の方向性
【第2部】他大学職員の仕事を覗く。シェアする。今後にいかす。


また、8月には毎年恒例の懇親会企画も開催する予定です。
詳細が決まり次第、GNのメーリングリストにて告知いたします。
ご興味を持っていただけましたら、メーリングリストのご登録をお願いいたします!


今後ともGNをどうぞよろしくお願いいたします!